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藤森治子さんの「でんでんむしのつぶやき」より

 投稿者:「ガンジーの会」世話人会  投稿日:2014年 7月 8日(火)07時33分36秒 softbank126091120235.bbtec.net
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  会員及び支援者各位


本日発行の「ガンジー村通信」より、編集子の藤森治子さんの「でんでんむしのつぶやき」を転載します。

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 でんでんむしにとっては嬉しい梅雨ですが、人間にはあまり歓迎されない季
節です。でんでんむしと言えば、ガンジーは「良きことはカタツムリのように
ゆっくり進む」と言っています。暴風雨のなかで、日本のカタツムリはじっと
止まっているようにみえますが、「良きこと」は国民の半数以上はわかってい
て、それが9条という旗を死守して、前を、未来を、向いて必死に現在の位置
に踏ん張っていると信じたいと思います。

 昨年来の特定秘密保護法にしろ、集団的自衛権行使容認の閣議決定にしろ、
主権者である国民の手の届かないところで、民主的なプロセスで論理的な討議
もなく、その場しのぎの矛盾だらけの案を出し、閣議決定したただけで政治を
動かしているのですから、中学生や高校生だって見抜けるようないかさまの政
治が行われているのです。ここまで政治が劣化しているとは!これから集団的
自衛権行使にむかうために自衛隊法をはじめ、関連法案が続々と出てくるので
しょうが、安倍政権は、特に内閣法制局の官僚たちは、憲法との整合性をもっ
た法案をつくることができるのか、そのためにどんな「曲芸」をやってみせる
のか国民はじっと見つめていると思います。

 民主主義はまず手続きです。その手続きを、国会、国民(投票)と、2つも
の手続きをとばして、閣議決定だけで平和憲法の核心部分を変えてしまうなど
ということは、立憲主義に基づいた民主主義国家では許されないことであり、
憲法違反です。司法がまともに機能していれば、これから出てくる違憲訴訟に、
圧倒的多数の国民の常識的な判断が反映されて然るべきです。

「民主主義は死んだ」というひともいますが、そこに日本が負ってきたそもそ
もの間違いがあるのではないでしょうか。民主主義というものは、「ある」も
のではなく、「つくる」ものだと思うのです。戦後お仕着せでもらった民主主
義は、システムだけはとりあえず「ある」けれども、それは絶えず主権者の声
を汲み上げるシステムだという本質的な思想が置き去りにされてきたのではな
いかと思います。

 その本質に限りなく近づくためにこそ、「手続き」が大切なのです。でも、
それは形式的な手続きばかりではありません。手続きの中で、如何に多様な意
見の一致点を見い出していく討議をするか、そこが最も大切なのだと思います。
そしてこれは、時間がかかり、難儀なプロセスです。だからといって、そこを
すっとばしてしまい、「決められる政治」とばかりに進めていくと、やがては
憲法の枠さえこえてしまい、枠をこえていることさえ自覚できなくなるのでは
ないでしょうか。或いは、「ナチスの手口」に学んで、自覚的に憲法を破ろう
としているのだとしたら恐ろしいことです。ともかくこれが自公安倍政権の実
情です。

 長い間生きてきて、日本の民主主義はまだ未熟だといつも思ってきました。
口角泡を飛ばして「討議」をすることを「揉める」ととる国民性もあります。
とりあえず民主主義という最低限の器は「ある」のですから、これを殺してし
まうのではなく、そこに如何に「実」を盛り込んでいくか、つまり「仏」に如
何に「魂」をいれるかが、日本に課せられた大きな課題だと思います。そこに
至るには、今回のような苦難や挫折は限りなくあると思いますが、少なくとも
民主主義はその「手続き」と「討論」を維持していくという「重労働」に耐え
覚悟のある個人の集団(つまり国民)のある国でこそ実現するのでしょう。今
私たちは、そういう民主主義を「つくる」試練の時です。そういう試練をいく
つも経験するなかで民主主義は熟していくのでしょう。

 安倍首相の応援団長、葛西敬之JR東海名誉会長が「そろそろどこかで戦争
でも起きてくれないことには、日本経済も立ちゆかなくなってきますなあ。さ
すがに日本の国土でどんぱちやられたのではたまらないから、私はインドあた
りで戦争が起きてくれれば、一番有り難い展開に・・・」という発言がネット
の世界に流れている時代です。これが事実だとすれば、倫理を忘れて金儲けに
はしる財界の本音かもしれません。戦争を望むような人々にバックアップされ
ている安倍政権の正体をまえにして、絶望的になりますが、かたつむりのよう
に、その悲しみを殻の中にいっぱい背負いながら、それでも急がず、絶望せず、
ゆっくりと、進んでいきましょう。
 
 
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